普通の世界
こんにちは。
今日はとても気持ちのいい天気です。そう感じているのは私だけかもしれないけど。
私は太陽と向き合う中で"普通"について考えることが多くなりました。
"普通"って何でしょう。好きでも嫌いでもない、良くも悪くもない、、そんな考えの延長線上で人間の"普通"も決められちゃうのかなあ。
たまたま太陽のように強いこだわりをもった自閉症と呼ばれる子がマイノリティーである世界に生きてるけど、これが逆だったら、私が「障がい者」と呼ばれることになるんです、きっと。これはもしもの話だけど、でも、このもしもの世界で生きてる太陽ってすごいなって思うんです。
自分の中では"普通"の世界観を「障がい」という部類に分けられ、自分の意志が周りに伝わらず苦しんでいる時には悪目立ちしてしまう。きっと彼の生きる世界は私の想像する以上に辛いものだと思うんです。
こんな風に考えられるようになったきっかけは、先日のブログに書いた母親の「いちばん辛いのは太陽だと思う」というひとこと。
その当時は本当に意味が分からなかったんです。なんなら私が世界で一番苦しんでると思ってたから。
いろんな面で余裕ができてきた今、その言葉を少しずつ理解できるようになってきたんです。母の言葉に込められた想いを100%理解できる日はこないと思うけど、太陽の生きる世界を考えて彼を理解する努力をしよう、って思えるようになりました。正直今でも兄弟喧嘩まがいなことはするし、「うざい」と思う瞬間なんて山ほどあります。それは当たり前ですよね、兄弟ですから。
でも、家族だから、少しでも太陽の味方でありたいと思うんです。
不思議ですよね、数年前までは「いなくなれ」と思っていた奴の今の心情です。
こう思うのは私自身、そして太陽の成長もあると思うけど、なにより太陽の家族としての愛おしさがあります。まあこれについては、気が向いたときに紹介します笑
よく分からないひとりごとを呟きながら不安になったり、楽しくなってる太陽が見ている世界を、私は一生理解することはできません。
でもそんな世界を理解しようと寄り添えるなら、そこに近づける気がします。
兄弟がそんなことを考えているとは思ってもいないであろう太陽は今日の天気をどう思ってるのかな~なんて考えたり。